昨日は、セイヨウオキナグサ・プルサティーラのホメオパシーのレメディについて書いたので、
今日はキンポウゲ科つながりで、クリスマスローズのレメディについて書いてみたいと思います。
(プルサティーラについてはこちら↓)
セイヨウオキナグサと花のうつむき加減と言い、似てますよね。
育てているお家が多く、見かけると美しいなぁと。
とても可憐なお花ですが、毒性は強く、
名前の由来もHellionは「殺す」、boraは、「食べ物」を意味します。
(見かけによらず、すごいギャップ!)
紀元前600年ごろ、戦争で生物兵器として使われていたようです。
川にヘレボラスの根を浸して、それを飲んだ住民は死んでいったんだそう。
古代ローマでは、向精神薬や利尿剤、下剤としても利用されていました。
ヘレボラスの毒性は、中枢神経、消化器、腎臓に作用して、
嘔吐や腹痛、ぼーっとしたり、感覚が麻痺したり昏睡状態に陥ります。
中枢神経に作用するので、身体を制御できなくて、手足が勝手に動いたり、
体液のバランスが崩れ、浮腫もおきます。
後頭部の頭痛、光に過敏になったりもします。
(これは、クリスマスローズが半日蔭で生育するから納得)
ホメオパシーのレメディとして使用する場合は、
急性の場合では、頭を強く打ったことによる脳震盪にも使われます。
頭部外傷で慢性的な影響がある方にも使えますね。
慢性の場合では、
何にも無関心で、ぼーっとした人。
感覚がかなり鈍っているので、集中できず、記憶力も乏しくて、鬱っぽい人。
元々は感覚が過敏なので、悲しみや絶望に浸りきってしまって、
麻痺しているような人。
もう、誰とも関わらない、シャットアウト状態。
自分を麻痺させることが、唯一の生きる術なんでしょうね。
見た目からは、かなり意外なクリスマスローズ。
クリスマスローズの写真を見ながら、これを書いていたら、
なんだかボーっとしてきました笑