健康診断をせっかく受けても読み方が分からなくて、
結局日々の生活に活かせない、
ただ受けているだけの方が多いんじゃないかなぁ(私自身がそうでした(笑))
と思い、血液検査数値の見方、貧血編をお伝えしてきました。
(貧血編はこちら↓)
今回からは、タンパク質編です!
現代食はよっぽど注意を払わないと、タンパク質は疎かになりがちなので、
要チェックの項目になります。
特に、朝食にタンパク質を取ることが大事ですよ。
まず、
〇総蛋白
血清中に含まれているタンパク質の濃度を示しています。
身体の栄養状態や肝臓、腎臓が正常に機能しているかどうかをしることができます。
目安は、7.0~7.5です。
上回ると、脱水を
下回ると、低たんぱくや炎症が疑われます。
次に
水分を保持したり、物質を運ぶトラックの役目を果たしています。
目安は、4.0~4.5
これが下回ると低たんぱくや、炎症が疑われます。
続いて、肝臓機能の項目に。
〇AST
これは、肝臓や心臓、筋肉にある酵素です。
酵素とは、身体の中の消化、吸収、代謝をスムーズにするための必須アイテム。
目安は、20
これを上回ると、肝臓、心臓、筋肉の障害や、溶血(赤血球が壊れている)、
下回るとタンパク質不足、ビタミンV6不足が疑われます。
次に、
〇ALT
こちらも肝臓にある酵素です。
目安は、20
上回ると、肝臓の障害、
下回るとタンパク質不足、ビタミンB6不足が疑われます。
ちなみに、
AST>ALT ASTが数値が大きく、差が2以上だと
ビタミンB6不足
AST<ALT ALTの方が数値が大きいと、脂肪肝や肝炎の可能性があります。
そして、AST、ALTどちらも数値が20以下だと、
エネルギー不足や低血糖になりやすいですよ~。