クラシカルホメオパシーみちのね

あなたの歩んできた道は、どんな音色が奏でられていましたか?

健康診断の結果、活かせてますか? ①貧血編 その3

 

前回、前々回と健康診断結果からの貧血における数値の見方を説明してきました。

 

 

(過去の貧血編はこちら↓)

michinone.hatenablog.com

 

michinone.hatenablog.com

 

今回は、その最後の貧血編その3で、鉄についての数値です。

 

ここで、鉄についての説明を少し!

 

鉄の体内での働きはというと、、、

・赤血球を作ること・・・体中に酸素を運ぶ。

・エネルギーを作り出す

・コラーゲンを作り出す・・・骨、皮膚、粘膜の代謝

・感情に作用する。足りてないとイライラしまう。

 睡眠にもやる気を起こさせることにも必要

・筋肉を収縮させる

 

「鉄分」と一言で言っても、様々な場所で必要な物質ですよね。

 

 

鉄は、トランスフェリンというタンパク質に乗って血液中を運搬されています。

また、赤血球の中にも鉄分は、120日で赤血球が死んでしまうと、

中の鉄分だけ取り出され、また骨髄に運ばれ再利用されます。

(身体ってすごい!)

 

 

タンパク質と結合せずに鉄のみだと、

活性酸素を発生させて細胞へダメージを与えてしまいます!

 

ですので、貧血気味だからといって、鉄サプリだけ取ってしまうとタンパク質のトラックが足りずに、血液中に鉄だけになってしまうので(遊離鉄)、

食事には必ずタンパク質を多めに取るようにしましょう!

 

まず、検査項目の

G. 血清鉄

これは、血液中に含まれる鉄を表わしている数値です。

平均数値は、100です。

トランスフェリントラックの荷台に鉄が載っている状態の数値ですね。

この数値が上回ると 低たんぱく、活性酸素、赤血球が壊れて溶血している状態が疑われます。

下回ると、鉄欠乏や炎症が疑われます。

 

 

 

次に、H.  UIBC 

これは、鉄を載せていないトランスフェリントラックでつまり、不飽和鉄結合能をしめしています。どれだけ鉄を運べる余地があるかですね。

平均は、200で、

上回ると、鉄欠乏、が疑われ、

下回ると、タンパク欠乏、長期による低栄養、慢性的鉄欠乏が疑われます。

 

UIBCの数値は、詳しく検査しないと出てこない検査項目だと思いますが、

あなたの貧血具合はどうでしたでしょうか?

一度確認してみてくださいね。

そして、食事にはタンパク質を必ず取り入れましょう!