(はたらく細胞 より赤血球さん)
あけましておめでとうございます。
新年早々、大変なことが起きていますが、みなさんの地域はどうだったでしょうか?
私は、阪神淡路大震災を経験しているので、少し揺れただけでも地震の恐ろしさを思い出します。
一日も早く被害に遭われた方が、元の生活を取り戻せますように祈っています。
さて、前回の続き貧血編になります。
前回は、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの数値の説明でした。
(前回の貧血編 その1はこちら↓)
今日は、赤血球そのものについてです。
まず、 D. MCV です。
これは、赤血球の大きさの平均をしめしています。
平均数値は、90です。
よくお酒を飲まれる方は、赤血球が大きくなりがちで、葉酸が不足したり、
また、大きくなることで血管を通りにくくなるので、酸素を運べなくなり、冷えやしびれが起こることがあります。
数値を下回ると、鉄欠乏やタンパク不足が疑われます。
次に、E. MCH
これは、赤血球内のヘモグロビン量を示しています。
平均数値は、31です。
これを下回ると、鉄欠乏やタンパク質不足が疑われます。
MCVと、MCHをシュークリームに例えると、分かりやすいですよ。
MCVはシュークリームの皮、
MCHはシュークリームの中のクリーム。
MCVの数値が高く、MCHが低ければ、外見は大きいけどスカスカのクリーム少ないシュークリーム。
MCV数値が低く、MCHが高ければ、外見は小さいけれど、クリームたっぷりのシュークリームということになります。
続いて、
F. MCHC
これは、赤血球内のヘモグロビン濃度を表わしています。
平均数値は、31 です。
クリーム少ないシュークリームのような赤血球だと、数値は低く、
クリームたっぷりのシュークリームのような赤血球だと、数値が高く出ることになります。
みなさんの赤血球はどうでしたでしょうか?
一度受けた健康診断結果と比べて見てみてくださいね!
次回も貧血編はまだまだ続きます。