クラシカルホメオパシーみちのね

あなたの歩んできた道は、どんな音色が奏でられていましたか?

健康診断の結果、活かせてますか?  ③脂質編 

 

 

健康診断の結果を実生活に活かそう!

ということで、前回まで貧血編、タンパク質編の血液検査の見方と考えられる身体の状態を説明してきました。

(貧血編、タンパク質編はこちら↓)

michinone.hatenablog.com

 

michinone.hatenablog.com

 

今回は、脂質についてです!

コレステロール中性脂肪はなじみがありますよね。

 

まず、

〇総コレステロール 

みなさんご存じ、総コレステロールは、血液中に含まれるすべてのコレステロールを測定した総量になります。

目安数値は200です。

 

上回ると、甲状腺機能低下、高カロリー食、を

下回ると、低たんぱく、エネルギー不足、が疑われます。

コレステロールを下げるお薬を取られていたら、もちろんこちらの数値は低くなります。

 

〇LDLコレステロール 一般にいう悪玉コレステロール

増えすぎると動脈硬化心筋梗塞脳梗塞を発症させるため、

(名前も「悪玉」だし)忌み嫌われているコレステロールですが、

肝臓で作られたコレステロールを全身へ運ぶ役割があります。

また、

細胞膜の構成成分になったり、

食事の資質やビタミンの吸収を手助けする胆汁酸の原料や、

性ホルモン、ステロイドホルモン、炎症を抑えるコルチゾール

ビタミンDの原料となるため、なくてはならない存在です。

 

目安数値は、100

上回ると、甲状腺機能低下、食べ過ぎ、肥満、運動不足が疑われます。

閉経した女性は高くなる数値です。

下回ると、低たんぱく、甲状腺機能亢進、エネルギー不足が疑われます。

 

 

〇HDLコレステロール 一般に善玉コレステロール

使われなくなったLDLコレステロールを回収する働きがあるので、

善玉コレステロールと言われています。

 

目安数値は、70

40以下だと、動脈硬化のリスクがあります。

喫煙してる方、運動不足の方、肥満の方は注意です!

 

 

中性脂肪

「脂肪」と聞くと、瞬時に嫌悪感が出てきますが(笑)

こちらもとても重要です!

中性脂肪が低いと、エネルギーの貯蔵が少ないので、元気が出ません。

ちゃんと3食食事を取れてなかったり、糖質制限をしてたり、

ストレスが多い方は中性脂肪がかなり低くなります。

 

目安数値は、80-100

 

上回ると、飲酒や糖質が過多、高カロリー、甲状腺機能低下が疑われます。

下回ると、ストレスが多くて交感神経優位の方、食事をちゃんととれてない方、

     低血糖甲状腺機能亢進が疑われます。

 

食事は三食バランスよくとりましょうね~(^^♪

健康診断の結果、活かせてますか?  ②タンパク質編 その1





 

健康診断をせっかく受けても読み方が分からなくて、

結局日々の生活に活かせない、

ただ受けているだけの方が多いんじゃないかなぁ(私自身がそうでした(笑))

と思い、血液検査数値の見方、貧血編をお伝えしてきました。

 

(貧血編はこちら↓)

michinone.hatenablog.com

 

michinone.hatenablog.com

 

michinone.hatenablog.com

 

今回からは、タンパク質編です!

 

現代食はよっぽど注意を払わないと、タンパク質は疎かになりがちなので、

要チェックの項目になります。

特に、朝食にタンパク質を取ることが大事ですよ。

 

まず、

〇総蛋白

血清中に含まれているタンパク質の濃度を示しています。

身体の栄養状態や肝臓、腎臓が正常に機能しているかどうかをしることができます。

目安は、7.0~7.5です。

上回ると、脱水を

下回ると、低たんぱくや炎症が疑われます。

 

 

次に

アルブミン

アルブミンは、主に肝臓において作られるたんぱく質で、

水分を保持したり、物質を運ぶトラックの役目を果たしています。

目安は、4.0~4.5

これが下回ると低たんぱくや、炎症が疑われます。

 

続いて、肝臓機能の項目に。

〇AST

これは、肝臓や心臓、筋肉にある酵素です。

酵素とは、身体の中の消化、吸収、代謝をスムーズにするための必須アイテム。

目安は、20

これを上回ると、肝臓、心臓、筋肉の障害や、溶血(赤血球が壊れている)、

下回るとタンパク質不足、ビタミンV6不足が疑われます。

 

次に、

〇ALT

こちらも肝臓にある酵素です。

目安は、20

上回ると、肝臓の障害、

下回るとタンパク質不足、ビタミンB6不足が疑われます。

 

ちなみに、

AST>ALT  ASTが数値が大きく、差が2以上だと

ビタミンB6不足

 

AST<ALT  ALTの方が数値が大きいと、脂肪肝や肝炎の可能性があります。

 

そして、AST、ALTどちらも数値が20以下だと、

エネルギー不足や低血糖になりやすいですよ~。

 

 

 

 

健康診断の結果、活かせてますか? ①貧血編 その3

 

前回、前々回と健康診断結果からの貧血における数値の見方を説明してきました。

 

 

(過去の貧血編はこちら↓)

michinone.hatenablog.com

 

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今回は、その最後の貧血編その3で、鉄についての数値です。

 

ここで、鉄についての説明を少し!

 

鉄の体内での働きはというと、、、

・赤血球を作ること・・・体中に酸素を運ぶ。

・エネルギーを作り出す

・コラーゲンを作り出す・・・骨、皮膚、粘膜の代謝

・感情に作用する。足りてないとイライラしまう。

 睡眠にもやる気を起こさせることにも必要

・筋肉を収縮させる

 

「鉄分」と一言で言っても、様々な場所で必要な物質ですよね。

 

 

鉄は、トランスフェリンというタンパク質に乗って血液中を運搬されています。

また、赤血球の中にも鉄分は、120日で赤血球が死んでしまうと、

中の鉄分だけ取り出され、また骨髄に運ばれ再利用されます。

(身体ってすごい!)

 

 

タンパク質と結合せずに鉄のみだと、

活性酸素を発生させて細胞へダメージを与えてしまいます!

 

ですので、貧血気味だからといって、鉄サプリだけ取ってしまうとタンパク質のトラックが足りずに、血液中に鉄だけになってしまうので(遊離鉄)、

食事には必ずタンパク質を多めに取るようにしましょう!

 

まず、検査項目の

G. 血清鉄

これは、血液中に含まれる鉄を表わしている数値です。

平均数値は、100です。

トランスフェリントラックの荷台に鉄が載っている状態の数値ですね。

この数値が上回ると 低たんぱく、活性酸素、赤血球が壊れて溶血している状態が疑われます。

下回ると、鉄欠乏や炎症が疑われます。

 

 

 

次に、H.  UIBC 

これは、鉄を載せていないトランスフェリントラックでつまり、不飽和鉄結合能をしめしています。どれだけ鉄を運べる余地があるかですね。

平均は、200で、

上回ると、鉄欠乏、が疑われ、

下回ると、タンパク欠乏、長期による低栄養、慢性的鉄欠乏が疑われます。

 

UIBCの数値は、詳しく検査しないと出てこない検査項目だと思いますが、

あなたの貧血具合はどうでしたでしょうか?

一度確認してみてくださいね。

そして、食事にはタンパク質を必ず取り入れましょう!

健康診断の結果、活かせてますか? ①貧血編 その2

はたらく細胞 より赤血球さん)

 

 

あけましておめでとうございます。

新年早々、大変なことが起きていますが、みなさんの地域はどうだったでしょうか?

私は、阪神淡路大震災を経験しているので、少し揺れただけでも地震の恐ろしさを思い出します。

一日も早く被害に遭われた方が、元の生活を取り戻せますように祈っています。

 

 

さて、前回の続き貧血編になります。

前回は、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの数値の説明でした。

(前回の貧血編 その1はこちら↓)

michinone.hatenablog.com

 

今日は、赤血球そのものについてです。

まず、 D.  MCV です。 

これは、赤血球の大きさの平均をしめしています。

平均数値は、90です。

よくお酒を飲まれる方は、赤血球が大きくなりがちで、葉酸が不足したり、

また、大きくなることで血管を通りにくくなるので、酸素を運べなくなり、冷えやしびれが起こることがあります。

 

数値を下回ると、鉄欠乏やタンパク不足が疑われます。

 

次に、E. MCH

これは、赤血球内のヘモグロビン量を示しています。

平均数値は、31です。

これを下回ると、鉄欠乏やタンパク質不足が疑われます。

 

MCVと、MCHをシュークリームに例えると、分かりやすいですよ。

MCVはシュークリームの皮、

MCHはシュークリームの中のクリーム。

 

MCVの数値が高く、MCHが低ければ、外見は大きいけどスカスカのクリーム少ないシュークリーム。

MCV数値が低く、MCHが高ければ、外見は小さいけれど、クリームたっぷりのシュークリームということになります。

 

続いて、

F. MCHC

これは、赤血球内のヘモグロビン濃度を表わしています。

平均数値は、31 です。

クリーム少ないシュークリームのような赤血球だと、数値は低く、

クリームたっぷりのシュークリームのような赤血球だと、数値が高く出ることになります。

 

 

みなさんの赤血球はどうでしたでしょうか?

一度受けた健康診断結果と比べて見てみてくださいね!

次回も貧血編はまだまだ続きます。

 

2023年ありがとうございました!

2024年まで1時間をきりました。

みなさんにとってはこの一年、どんな年だったでしょうか?

 

今年から始めたブログ。

なかなか不定期のブログにはなっていましたが、読んでくださった方、いいね!を押してくださった方、ありがとうございました!

 

思いつきで始めたブログだったので、

書きたい事があるものの、なかなかまとまらず結局アップできなかった記事もありました。

来年の目標は定期的にアップすることかな笑

 

それに今年は、自分の身体を再度見直す1年になりました。

元旦からコロナにかかり、そこからの重い副鼻腔炎と、目の痒みの再来( ;  ; )

 

なかなか身体的にはハードな1年だったのかも。

 

でもそこから新たな視点を得る事もできました。

 

無茶できる年齢でもなくなってきたので、

身体を労ることと、焦らず目標に近づいていきたいと思います☆

 

来年も、皆様にとって良い年でありますように。

2024年もよろしくお願いします(^^)

 

健康診断の結果、活かせてますか? ①貧血編 その1

(↑ はたらく細胞より 赤血球さん)

 

誰しも一度は受けたことがある健康診断。

でも、その健康診断受けた後どのくらい普段の生活に活かせてますか?

というか、そもそも見方が分からないことないですか?

 

私自身がそうでした。

説明書きがあるものの、結局よくわからずA,B,C判定だけ見て、

「ふーん、まぁAだったらいいんじゃない?」とか

「Bか、なんか気を付けないとな」とか。

 

せっかく出た診断も受けただけで終わってはもったいない!

 

ということで、健康診断の見方を項目別に説明していきたいと思います。

ぜひ、過去に受けた健康診断を出してみてみてくださいね!

 

今日は、貧血編です。

貧血の項目では、赤血球についての数値が記されています。

 

まず、赤血球の働きについて。

赤血球の役割として、酸素を全身に運ぶこと。

赤血球中にヘモグロビンと呼ばれるたんぱく質があり、ここに酸素を結合させて運んでいます。

 

貧血項目としての数値として、まず

A. 赤血球数

  女性は生理があるので、赤血球数は男女差がありますが、

 450~500が目安数値です。

 単純に数が少ないと酸素を運べる量が少なくなるので、貧血になりやすいです。

 数値が高すぎると、脱水が疑われます。

 

 健康診断時は、朝から500mlほどのお水を少しずつ取ることをお勧めします。

 全く水分を取らないと数値が高く出てしまい、正しく診断できなくなります。一気にではなく、ちょびちょびお水を取りましょう!

 逆に数値が低いと貧血、タンパク質不足、鉄欠乏の可能性があります。

 

次に、

B. ヘモグロビン

これも男女差があります。

男性 15.0~16.0 

女性 13.0~14.5  が目安です

 

赤血球のなかに多くのヘモグロビンが多ければ多いほど、酸素を多く運べるので、これも

数値が高すぎると、脱水

数値が低すぎると、鉄欠乏性貧血、タンパク質不足、下痢、胃炎 の可能性が考えられます。

 

次に、C. ヘマトクリット

ヘマトクリットとは、血液中に赤血球がの赤い層が全体の何%にあたるかを示しています。

これも男女差があり、

男性 45~50

女性 40~45

数値が高いと、脱水

数値が低いと、鉄欠乏性貧血、タンパク質不足 の可能性があります。

 

ここまでで、どうでしょうか?

貧血をよく起こす方、なんだか疲れやすい方はそもそも赤血球の数が少ないなんてこともあるかもしれないでね。

 

まだまだ貧血項目はありますが、続きはまた次回に(^^♪

 

 

 

 

 

 

 

その不調、実は血糖値が原因?!

 

☆前回、ブログはこちら↓

michinone.hatenablog.com

 

グルコース測定値リブレを2週間使用して、

低血糖を起こしている時間があると気づきました。

 

低血糖って結構深刻なことなんです。

 

誰もが一度は受けたことのある血液検査。

健康診断前はだいたい朝食を抜くことが多いので、空腹時血糖は大体低く出ます。

(一方、HbA1cは、過去1~2か月の平均的な血糖値を反映しているので、こちらで判断する要が分かりやすいです。)

 

この空腹時血糖をみて、基準値におさまっていても実は血糖値の乱高下が起こっているかもしれません。

 

血糖値の乱高下とは、

食後高血糖(血糖スパイク)が起こり、その後低血糖が起きていること。

 

この低血糖が頭痛、イライラ、急激な疲労感、めまい、ふるえなどを起こします。

交感神経が優位になるんです。

 

 

私自身もよく頭痛、疲労感、めまいを感じることがあり、低血糖が原因だったかも?!

 

では、どうしたら低血糖を起こさないの??

 

①朝、昼、晩3食、食べること。朝食は抜かないこと

空腹が続くと、食事を取った時に血糖値が急激に上がりやすくなります。
 そして、その後に低血糖に。

②食べる順番を守る。

 お味噌汁⇒野菜⇒メイン⇒ご飯

 ご飯から食べると一気に血糖値を上げてしまいます(-_-;)

③食事の間を3時間くらいにする

 昼食と夕食の間があり、低血糖を起こしてしまうので、

 おにぎり、ゆで卵など空腹を満たす補食を取る事。

④早食いしない

 早食いは血糖値を上げやすくします。

 1口30回くらい噛むと、緩やかな血糖値に。

 これは、リブレで検証済みです!

⑤加工食品はできるだけ取らない

 加工食品にはリン酸塩という物質が多く含まれていて、

 これが必須栄養素の吸収を阻害してしまいます(-_-;)

 

なかなか忙しい現代人には、難しいことも多いかもしれないけど、

もし何か当てはまることがあれば、できることから少しずつやってみるのが、

負担にはならないかな(^^♪